こんにちは!オルセル齋藤です。
日本代表のバスケ男子が先日、フィンランドに勝利しました。
ライブで見られた方や、翌日のテレビのダイジェストで見られた方も多いのではないかと思いますが、日本がヨーロッパのチームに勝つなどということはこれまで考えられなかったことです。
NBA選手の八村選手が不在、渡邊選手が怪我のためほとんど機能していなかったにもかかわらず、勝利したことは本当に驚きです。
ただ、それよりも、近年のバスケの進化は、凄まじいものがあります。
それは、3Pシュートの精度と距離です。
5年くらい前までは私もバスケをしていたのですが、私の学生時代には、3Pシュートは、
「遠いシュート」
「入ったら凄いシュート」
「3Pラインよりも外から打つことは試合終了のやけくそシュート以外はなく、もしそんなことをしようものならすぐに試合から外されてしまうシュート」
でした。
そしてこのことは世界最高峰のNBAでも同じで、3Pラインの外からシュートを打ったり、ドリブルからそのまま3Pシュートを打つなどということはありませんでした。
それが今では、NBAに限らず、日本代表に限らず、日本の高校生や中学生のレベルのバスケでも、いきなり3Pを打ったり、3Pラインの外からシュートを打って決めてしまうというのは普通になりました。
これは、NBAのステフ・カリー選手が、3Pラインの外から高精度でシュートを決める姿を世界に見せたのが始まりです。
カリーを見て、他のNBA選手も、世界中のバスケットボーラーも、
「なんだ、3Pラインって実はこんな簡単に入れられるのか。3Pの外からも、入れようと思えば高い確率で入れられるのか」
と思い、世界中のプレイヤーの無意識にあったシュートの限界を取り外してしまったことによるものです。
先日の日本代表も、3Pを信じられないくらいたくさん決めており、アメリカで「日本のカリー」と呼ばれている、アメリカの大学生の富永選手は、カリー並みのとんでもないサーカスショットを次々に決めていました。
京セラの稲盛和夫さんは、「人間の無限の可能性を追求する」という言葉を京セラの哲学にされていましたが、バスケットボールの進化を見て、自分の心にある無意識の限界を発見し、飛び越えることは人生を豊かにする上で極めて重要だということを再認識しました。
人間はDNAを1.5%しか使っていないことは科学的に証明されているそうです。
今年も残り4ヶ月、ぜひ無意識の限界を超えた素晴らしい年にしていきましょう。