長野商工会議所でのChatGPTと越境ECセミナーについての報告

長野商工会議所でのChatGPTと越境ECセミナーについての報告

こんにちは!オルセル齋藤です。

昨日は長野商工会議所様のご招待で、ChatGPTと越境ECの始め方のセミナーをさせていただきました。

私とジェトロ(経済産業省の所管する貿易事業などを行う独立行政法人)の方とのコラボでやらせていただいたのですが、越境ECについての内容はほぼ意見が一致しました。
まとめると以下の通りです。

1. 越境ECだからといって、国内で売れないようなものや何だかよくわからないものは売れません。まずは国内で売れるようにしなければなりません。

2. 越境ECは甘くない。広告費やSNS等のマーケティング施策もきちんと考えないと売れません。

3. それでも越境ECは今後絶対に外せない事業課題です。世界を見据えてビジネスをしましょう。

セミナーは普段、一人でやることがほとんどで、違う方とやる時でもテーマが異なることが多いです。
今回のように「違う見解だったらどうしよう」という不安を覚えながらのセミナーは初めてでしたが、意見が一致していてホッとしました(笑)。
国内である程度売れていること、そして根気よく取り組むことが、越境ECで成功している共通点です。

ただ一点、国内の事業者さんが見落としている事実があります。

それは、国内で自社ECにしろモールにしろ出店されている方は、実質的に「すでに越境ECに取り組んでいる」と言えることです。

日本にも代行業者はいますが、世界ではECの販売代行業者がたくさんいます。

先週、ベトナムのECや開発企業を4社ほど回ってきたのですが、ある越境EC業者は、日本のメルカリやラクマ、楽天市場などで注文し、
日本で荷物を集め、それをベトナムの消費者に販売するというビジネスを幅広く展開していました。

各国の商品情報を集約して擬似的なプラットフォームにして、ベトナムの消費者に選んでもらい、それを日本にいる社員が代行で購入します。
日本は特に越境ECの対応をしていないショップがほとんどなので、このようなビジネスが世界で成り立っています。
私が訪問した会社には、120人の社員がいました。

ベトナムに限らず、他の東南アジアや台湾などにも同様の代理販売業の事業者は数多く存在しています。
つまり、EC事業を始めるということはすでに世界で事業を始めているのと同じです。

円安の今、日本ブランドが通用する今、
越境ECに取り組む価値は十分にあると感じているのは私だけではないと思います。

一覧に戻る

お問い合わせ