お客様から学ぶ -軌道修正の方法-

お客様から学ぶ -軌道修正の方法-
こんにちは!オルセル齋藤です。

昨日はコンサルティング初回のお客様とのお打ち合わせがありました。

ずっとコンサルサービスを受けたいと思っていたけれど、ようやくスタートすることができたという、ありがたいお言葉を頂戴しました。

そのお客様はECを6年続けてきたけれども、ずっと同じ売上のまま。
だから、これをなんとしてでも変えたいという決意と希望を持たれてご依頼いただきました。

なんとしてでもその決意と希望に応えなければなりません。

このお客様の商品のラインナップは大きく分けて3つあります。
カテゴリをA・B・Cとします。

<カテゴリA>
仕入商品で、利幅がとんでもなく高い商品。
ここが伸びたら最高です。

ただ、リサーチをしてみると、なんとすでにこのお客様が市場の100%をずっと占めています。
他にライバルがいないのです。

だから、継続して利益を取っていけはするのですが、逆にいえば市場が広がらない限り、もうどうしようもありません。

よって、カテゴリAは現状維持。

<カテゴリB>
仕入商品で、利幅が低い商品。

このカテゴリは市場規模は中ぐらいで、ライバルはとても多い市場。
私の経験上も、このカテゴリは、この商品自体ではなく、周辺の別の商品を開発して、売上に繋げた人が成功しているカテゴリです。

よってこれもこのまま現状維持。

<カテゴリC>
そこで、伸ばしていかなければいけないのは、売上の比率が10%程度のカテゴリC。
そしてこのカテゴリCこそがお客様の本業。

調べてみると、実はこの事業は、8兆円とも10兆円とも言われている、潜在的には莫大なお宝市場でした。
しかし、この事業に携わる方のほとんどは、みんな個人もしくは副業で行っているような方たちがほとんどです。

そこで私は、この事業のリサーチをして、事業を開始して2年そこそこで銀座にお店を出している会社の事業計画や、海外に販路を作っている方のストーリーを探して、ご提示しました。

自分のできることだけをやり、好きなことだけをやり、目の前にあることをただやるという事業と、お客様のニーズに応え、計画的に設計する事業が、天と地の違いになっていくということを、お客様と一緒に学びました。

お客様も、創業時のご自身の事業計画と、成功している会社の事業計画との中身の違いを知って、ショックを受けたものの、新しい夢と希望が見えた、ワクワクしてきたとおっしゃっていただきました。


そう。
いつでも軌道修正はできるのです。

次回までの宿題は、これらの事業計画をじっくり読み、リサーチをして、どのように事業を構築していくかをざっくり考えてくる、というものです。
ちなみに、先程の成功事例は、資本力はほぼ0でスタートしている会社です。

ECは結局は事業の一部です。
元がきちんとできていないのに、いくらSEOとか商品ページとかこねくり回しても、結果は全くついてきません。

店長が集まるどこかの勉強会では全く話にならなかったという、根本的な問題を解決できそうな気がするとおっしゃっていただきました。

たくさんのお客様を見ていると、まっすぐで、エネルギーがあって、謙虚で、言い訳をされない社長さん達が事業を伸ばされていて、私も本当に勉強させていただいていますが、このお客様もそんなお人柄です。

お客様は関西の方ですが、銀座のような場所にお店が出せるように、気を引き締めてサポートさせていただきたいと思います。
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