新規事業の必要性と取り組みのポイント

新規事業の必要性と取り組みのポイント
こんにちは!オルセル齋藤です。

週末にMBAの講義があったので、その内容をシェアさせていただきます。

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日本は縮小市場。
特にメーカーや製造業者が進出してきているEC事業では、中小零細企業が取り組んでいる市場はさらに縮小していることも多い。

市場が成長している場合には、今ある事業を地道にコツコツ積み上げていけば良いのだが、市場が縮小している場合にはそれで戦うことはできない。
縮小市場にしがみついていれば売上が先細りしていくのは火を見るよりも明らか。
どんどん淘汰されて最後の1社になれば残った市場を1社独占になるために生き残ることもできるかもしれないが、ほとんどの企業はなくなってしまうのであるから、それは得策ではない。

新規事業などは大手企業がやるもので、自分のところには関係ないと思うのは大間違い。
今の事業を一生懸命やれば良いというのは昔の話。
日本で新規事業に取り組まなくても良いという会社はない(と言い切っていました)。

お金がないというのも理由にならない。
余剰資金を作って、もしくはそれ以外でも資金を作って、新規事業に早く取り組む。
小さな失敗を繰り返して学び、柱になれるようにスピード感を持って育てていく。
このことは、日本の中小零細全ての企業に当てはまる。

それではどうやって新規事業を作るべきなのか?
資金も人手もない中小零細企業はどのようにして成功確率を上げるべきなのか?

一つのアイデアは「パクる」。
他の企業がやっているものを、少しアイデアを加えて真似をする。
これが小さな会社がやる王道の新規事業の方法。

もう一つの方法は「顧客の声を聞く」。
お客様の声を聞いて、「こんなのあったらいいのに」というのを具現化していく。
これは経営の神様のドラッガーも言っています。

注意点は、現在の事業とかけ離れたことをやらないこと。

・同じ商品を違う顧客層に持っていく
・同じ顧客層に違う商品を販売する
のが良い。

このことは、「飛び石を打たない」という表現で、日本の経営の神様、稲森和夫さんも言っています。
新規事業としてEC事業を開始されている方のサポートをさせていただいている頻度が飛躍的に増えました。

今週末から夏休みの方も多いと思いますが、
「何か他に新しい取り組みができることはないかな」
と思案しながら過ごされるのも良いのではと思います。
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